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あそこで村上が打っていなかった世界線 [ヨモヤ]

最近よく使われる言葉に、「世界線」というものがある。
もともとは、相対性理論における零次元幾何をもつ点粒子の時空上の軌跡のことを言うらしい。
これではなんのことだかさっぱりわからないが、
このところよく使われている意味での「世界線」は、パラレルワールドのような意味だろうか。

アニメの設定などで
「どんな世界線だ」
と突っ込んだり、
実生活でも、
「こんな世界線は嫌だ」
と嘆いたりするのだろう。
そう言えば、
M-1グランプリ2022で決勝に進出したダイヤモンドというコンビが、
「こんな世界線あるんだな」
と喜びを表現していた。
(決勝では不発だったが・・・)

この頃ふと思うのは、
「あそこで村上が打ってなかったらどんな世界線だっただろう」
ということである。
あそこ、とはもちろんWBCの準決勝。

日本対メキシコ。
日本が1点負けていて、ノーアウト1塁、2塁でバッター村上。
それまで村上は4打数ノーヒットで3三振。
打てそうな感じは全くなかった。

もし村上が凡退していたら、
最悪ゲッツーだったら、
どうなっていただろう。
次の打者は中野だった。
本来は岡本だが、前の打席で出塁し、
代走で中野が入っていた。
もちろん、中野も悪い打者ではないが、
あそこで打てたかどうか。
打てていなかったら早めに岡本を下げていた栗山采配に疑問の声が上がっていただろう。

シーズンに入って、
WBCの延長線上にいるように村上が苦しんでいる。
それだけに、よくぞあそこで打ったと思う。

村上が打っていなかったら、
今ごろどんな世界線にいるのだろう。
一体、どんな。

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