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日本シリーズ パの6連覇と甲斐キャノンのブレイクによしよし [ヨモヤ]

日本シリーズ第6戦。
ソフトバンクが2-0で広島を破り、これで4勝1敗1分け。
2年連続9回目の日本一を決めた。

この10年くらい、交流戦及び日本シリーズでパがセを圧倒しており、
シーズン2位とは言え、貯金を20以上残し、
クライマックスシリーズでは強い西武を圧倒したソフトバンクであれば、
広島に勝つのは順当といったところだろうか。

これで日本シリーズはパ・リーグの6連勝。
パ・リーグファンとしては、実に目出度い。
さらに言えば、ここ5年間でソフトバンクが4回の日本一。
まさに黄金時代と言えるだろう。

欲を言えば、もう少しコクのある日本シリーズを見たかった。
去年の方が面白かった。
また、柳田の爆発に期待していたのだが、そこまでには至らず、こちらも残念。
デスパイネ、今宮、石川と、ソフトバンクに故障者が続出したのも、勝ったからいいようなものの、ベストの戦いを見られなかった点では残念だった。

しかし、何と言っても嬉しかったのは、「甲斐キャノン」が大ブレイクしたこと。
キャッチャーのスローイングがここまで注目を集めたことは、未だかつてなかった。
6連続盗塁刺という日本シリーズ新記録をマークしてのMVP。
多くのパ・リーグファンは、以前から「甲斐キャノン」に注目してきたと思うので、今シリーズでの活躍を大歓迎しているだろう。
それでも、ここまでのブレイクをするとはさすがに想像もしなかったはずだが。

「あんなに刺されて何故走る」
と思う人もいるかもしれないが、盗塁というのは通常成功するものなのである。
例えば、この日甲斐に刺された広島・田中のシーズン中の盗塁成功率は、ここ2年連続で7割を超えている。
つまり10回走れば7回は成功するのであり、連続で失敗することなど滅多にないということになる。
これは特別高い数字ではなく、日ハムの西川は47回企てて44回成功の9割3分超え、ヤクルトの山田も37回中33回成功の約9割と、走れる選手の成功率は5割をはるかに超える。
それも当然で、アウトになりそうならスタートを切らなければいいわけで、盗塁の主導権はランナー側にあるからである。
それを6連続で刺した甲斐は凄まじい。
高谷も2人刺しており、ソフトバンクの捕手陣は8人すべて刺すという快記録を打ち立てた。

美酒に浸っているソフトバンクではあるだろうが、ペナントでは2位だったのも事実。
おそらくこれを悔しく思っているはずで、来年のシーズンはチャレンジャーの気持ちで臨んでくるだろう。
ソフトバンクを倒さないと先に進めないということでパの力が向上してきている面があると思うので、来年も高い山であり続けてほしい。

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