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大谷がアメリカに与えた衝撃が伝わる新人王選出 [ヨモヤ]

新人王争いで、大谷のライバルと目されたヤンキースのアンドゥハーの成績は、
打率・297、27本塁打、92打点。
内野手でこの成績はまさに堂々たるものである。
ちなみにナショナル・リーグで新人王に選ばれたブレーブスのロナルド・アクーニャの成績は、
打率・293、26本塁打、64打点
だから、これと比較してもアンドゥハーが残した数字の優秀さがわかる。

このアンドゥハーを向こうに回して、大谷は圧倒的な票数を集めて新人王に選ばれた。
投票した30人中、大谷を1位に選んだのが25人だったというから文句なしの選出と言っていいだろう。
大谷の成績は、
投手として
4勝2敗、防御率3・31。
打者として
打率・285、22本塁打、61打点。
打撃成績はいずれもアンドゥハーを大きく下回るが、二刀流が評価されたということだろう。

今回の発表に先立ってニューヨーク・ポスト紙は、新人王争いについてこんなことを書いていた。
「アンドゥハー、トーレスはアメージングな大谷には足りない」。
そうなのだ。
ライバルと目されたヤンキースの2選手は、グッド若しくはベリー・グッドな選手である。
しかし大谷は、アメージング。
いい悪いを超えた、「驚くべき」アスリートと見られているのである。
そしておそらく、「見ていて楽しいプレーヤー」とも思われているのだろう。

日本のプロ野球に入団当初、二刀流には懐疑的な声が大きかった。
アメリカに渡ったときにも、「成功するわけがない」と、したり顔で言う人もおられた。
大谷は、そうした声について言葉で反論するのではなく、結果で覆してきた。

懐疑から納得へ、納得から衝撃へ、衝撃から歓喜へ。
見ているだけでワクワクするプレーヤー大谷に、アメリカの人たちもぞっこんのようだ。
それが嬉しい。

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