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真剣に反省すべき横綱審議委員会の任命責任  ~ 史上最弱と言わざるを得ない横綱を生んだ贔屓の引き倒し ~ [ヨモヤ]

稀勢の里が初日から4連敗し、九州場所を休場することになった。
横綱昇進後11場所で休場が9場所。
15日間取り切ったのが2場所しかない。
横綱としての通算成績が36勝32敗87休。
あまりにも酷いと言わざるを得ない。

横綱昇進前、私は稀勢の里を熱烈に応援していた。
優勝にちょっとだけ足らない歯がゆい場所を繰り返していたが、大関としての強さは十分に誇示していたし、真摯な土俵ぶりにも心動かされた。
しかし、応援している身からしても、横綱への昇進劇は疑問だらけだった。
平成以後に横綱に昇進した力士が、軒並み2場所連続優勝を飾った後の昇進だったのに対し、
稀勢の里だけがどういうわけかポコッと初優勝を遂げたらそのまま横綱になってしまったからである。
実に嫌なものを見せられた気がした。
※横綱昇進時に書いたブログは以下
https://matoko.blog.so-net.ne.jp/2017-01-23

もしあのとき、横綱審議委員会が、真面目な議論をしていたらどうなっていただろうと思う。
次の場所、稀勢の里は連続優勝して、文句なしの昇進をしていただろうか。
それとも、やはりここ一番のもろさを露呈してしまって、結局は横綱に昇進できないままだっただろうか。
どうなっていたのかわからないが、どちらにしても、無理矢理な昇進はさせない方がよかった。

後世の人が稀勢の里の成績を振り返ったとき、
「とんでもなく弱い横綱がいたものだ」
と驚くだろう。
ほとんどの場所を休場し、昇進後の165日間で36勝しかしていないのだから、なんと思われても仕方がない。
それは相撲ファンから愛された稀勢の里の残り方として、あまりにも残念である。
責任は、もちろん稀勢の里にあるが、横綱審議委員会の責めも決して小さくはない。
真剣に反省するとともに、
あの時の決定がこのような結果を生んでしまっていることを切実に受け止めてほしい。

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