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映画評 「あまのがわ」 [映画評]

知り合いが関わった映画や知り合いに進められた映画を観に行くのは、
楽しみな半面、不安も大きい。
よくない作品だったらどうしよう、と思ってしまうからである。
「多くの人に観てもらいたい」という気持ちは共通だが、よくないものをよいと評するのは自分に嘘をついているようでやりたくない。

これまで、そういう「なんらかの関わりがある映画」を何本も観てきたが、正直なところ、「傑作だ」と思えるものはなかった。
映画を作るのは難しい、
いい映画を作るのは本当に難しい。
傑作を作るとなると、ほとんど運だと思う。
いい人が、
思いを込めて、
全身全霊をかけて
作っても、いいものができるとは限らない。

「あまのがわ」を撮られた古新舜監督には、とあるワークショップでお会いしたことがある。
古新監督が私のことを覚えておられることないだろうが、私の方は覚えている。
いい方だった。
だから、この映画は絶対に観に行こうと思っていた。

映画は、
鹿児島県の屋久島を舞台に、女子高校生と分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」の交流を描くものであり、
心を閉ざした女の子が、ロボットと心を通わせたことをきっかけに変化していく過程を映している。
女の子の成長とともに、分身ロボットの活躍も見どころである。

いい映画であることを祈って、始まりを待った。
しかし、始まってすぐに「あっ」と思った。
しばらくして、「ううむ」と思った。
これ以上は、ちょっと書けない。
お察しいただきたい。
これでは映画評にならないが、申し訳ない。

感想は人によって違うので、よろしければ劇場でご確認いただけるとありがたい。
映画は、観てみないとわからない、とも思うから。

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