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映画評 「屍人荘の殺人」 [映画評]

この映画、予告編に釣られた。
神木隆之介くんと中村倫也さんがコンビを組み、
浜辺美波さんが絡むサスペンスコメディ。
気になる3人が勢ぞろい。
これなら、面白くならないはずはないと思えた。
「どれどれ」と監督を調べると、前作の「任侠学園」が痛快だった木村ひさしさん。
よし、盤石。
と思いきや。

あらあらまあまあ、予告編とはれんれん違う話なのれすね。
原作を知っている人には当然のことなのだろうが、白紙で行った人にとっては、
正直「これはない」。
私はどちらにしても観に行ったが、こっち系の話なら来なかったという人もおられるだろう。
また、ネタバレになるのであまり書かないが、
主要キャラの登場時間に違いがあり過ぎる。
その人の目当てに行った人にとっても、
正直「これはない」となるだろう。

それでも、なんでも、面白ければいいのだが、
今をときめく若手俳優3人を使ってこの出来は、
正直「これはない」。
どうやっても面白くなりそうなのに、どうしてこんなことに。

「これからどうなるのだろう」
とワクワクしている序盤は興味がつながるが、中盤からは惰性で見続けるしかない。
それでも、
「最後には何かサプライズがあるのでは」
などと淡い期待を持ったのだが、「何もない」という逆サプライズを頂戴した。
「これはない」。

これから先、神木隆之介くんと中村倫也さんと浜辺美波さんが共演する映画があるだろうか。
2人ならあっても、3人が揃うことはないだろう。
その稀有な機会がこれとは・・・・・
嗚呼。

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