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アメリカで住宅着工許可件数が12年半ぶりの高値   ~ 歴史が繰り返されないことを祈る ~ [経済を眺める楽しみ]

アメリカでは、順調な景気を背景に、投資が活発に行われている。
株式相場の伸びは特に堅調で、連日最高値を更新している。
1月には24,000ドルあたりだったものが、今や28,000ドル超えである。
2010年当時は10,000ドルくらいだったから、この間の伸びは順調すぎるくらい順調である。

住宅建設も好調。
11月の住宅着工件数は年換算で136万5,000戸と、前の月から3.2%増加し、
市場予想も上回った。
先行指標とされる着工許可件数も148万2,000戸となり、12年半ぶりの高い水準となった。

景気がよくておめでたい話なのだが、12年前のことを思い出すと心配になる。
今から12年前と言えば、2007年。
世界金融危機が起きた年である。

その時の反省を踏まえて、いろいろな対策が取られており、二の舞はないだろうと思いたいが、
景気が拡大している中で金利を下げた反動がいつか出てこないだろうか。
株が上がるのは経済全般にとっておめでたい話だが、
人為的に上げられた株は、落ちるときも急降下でないか不安がよぎる。

来年の大統領選挙に向けて、
トランプ大統領はさらなる株高を狙うだろう。
世界景気の底打ち感も手伝って、
それが功を奏する可能性は小さくない。
しかし、反動が来る可能性も少なからずあることはよく覚えておきたい。
永遠に右肩上がりの相場などありえないのだから。

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