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映画「ちはやふる」への恋心はまだおさまっていない [映画評]

3月22日の午後、映画『ちはやふる -結び-』が日本テレビ系列で放送された。
前にテレビで放送されたときにも観て、すでに知っていたのだが、
無残なまでにカットされていた。
ズタズタに切り刻まれ、
「え、あのシーンを?」
「まさか、あのセリフを」
と絶句してしまうような大切な箇所が捨てられていた。

それでも、やはり、素敵な映画だった。
広瀬すずさん演じる「ちはや」、
野村周平くん演じる「太一」、
真剣佑演じる「あらた」
の3人は勝手に子どものように思っている。
上白石萌音さんが演じる「かなちゃん」も、
矢本悠馬さんが演じる「肉まんくん」も、
森永悠希さんが演じる「机くん」も、
松岡茉優さん演じる「しのぶちゃん」も、
とても大切な存在である。

「上の句」が公開されたのが2016年、
完結編の「結び」が公開されたのが2018年。
待っている2年間も楽しかったことを覚えている。
「結び」からさらに2年経ち、
広瀬すずさんも、真剣佑も、上白石萌音さんも、松岡茉優さんも、
大きな大きな存在になった。
野村周平くんは炎上に次ぐ炎上だが、それも彼らしい。
彼らの姿をスクリーンで観るたびに、
「がんばれ!」
と応援している。
勝手に身内のような気持になって応援している。

改めて、「ちはやふる」が好きだなあ、と思う。
好きな作品とか、ひいきの映画、というレベルではなく、
これはほとんど恋である。
観るたびになんだかどきどきしてしまう。
いろいろなシーンを思い出すと、胸が痛くなる。

またいつか、そんな作品に出会えるだろうか。
出会えないかもしれないが、ふいっと出会いがあるかもしれない。
だから、劇場に足を運んでしまう。
大抵はガッカリしてしまうのだが、それもまたよきかなである。

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