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コロナ禍でも声を上げる人々 [ヨモヤ]

コロナが引き続き猛威を振るっている。
この状況のなか、
大勢が集まること、
人前で声を張り上げること、
体を寄せ合うこと、
などは避けるべきとされている。
日常生活だけではなく、
先に再開したドイツのサッカーリーグでも、ゴール後の密接した祝福は避けるように求められている。
野球でもハイタッチは避けるらしい。

日本では、「自粛警察」という言葉が広がったように、
人が接触すること自体を徹底的に忌み嫌う風潮が広がった。
自分と直接関係がなくても。
正規の営業をしているお店への嫌がらせをされるなど、
自身の身を守るつもりなのか、他人を貶めようとする人まで現れてしまった。

そんな時期、香港やアメリカで人々が立ち上がっている。
一部、暴徒化する人たちもいるようで、そうした人たちはいただけないが、
ほとんどの人はやむにやまれない思いで立ち上がっておられるのだと思う。
今、声を上げなければならない、という思いで。
そのためには、コロナを怖がっている場合ではない、という覚悟で。

デモに加わるということは、
密集するし、
汗やら唾やら飛沫は飛びまくるし、
怪我をする危険もある。
コロナ禍では、最も忌み嫌われる行動である。
それでも、大勢が立ち上がった。
危険を冒しても、守るべきものがある、ということだろう。

騒乱は起こらないに越したことはない。
だから、アメリカや香港の状況を、うらやましいと思いはしない。
ただ、日本人も本当に守るべきものが侵されそうになったとき、
立ち上がれるのかな、とふと思う。
何より、自分自身が立ち上がれるのか、と思う。

ネットにならいくらでも書けるという人はたくさんいるだろうけれど。

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