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図書館が開いていること [ヨモヤ]

緊急事態宣言が解除され、各種の公共施設が再開された。
ほとんどの図書館も、6月の声を聞くとともにオープンした。

図書館のヘビーユーザーである私にとっても、この二月ほどは我慢の時間だった。
家にあった昔読んだ小説を読み返してやり過ごしていて、
それはそれで充実した読書ライフだったが、
やはり図書館に行けないのは寂しかった。

再開したとはいえ、ほとんどの地域の図書館において、
・学習スペースは閉鎖
・視聴コーナーも閉鎖
・椅子は撤去
・滞在は30分以内に
といった制約がある。
私は、滞在型のサービスは利用していないので気にしないが、
残念に思っている人もいるだろう。
しかし、仕方がない措置だとは思う。

さて、これから先も、世の中にはいろいろな不測の事態が生じるだろう。
そのとき、再び図書館は閉ざされるのだろうか。

開けるか閉じるか、
もしくは開けられるかどうかは、
時々の社会状況によりけりだからなんとも言えない。
なんとも言えないが、図書館はできることなら閉じないでいてほしい。
これは、私が図書館の熱烈ファンだからの勝手な物言いであるが、
大変なときだからこそ開いていてほしいとの願いでもある。
社会が不安に閉ざされるとき、図書館はいつものように開いていてほしい。
できる限りの工夫をしながら。
もちろん、図書館に携わっておられる方々もそのつもりだと思う。
それが許されないような環境が生じないことを祈る。

久しぶりに入った図書館は、ちょっとよそよそしかった。
早く決めなきゃ、と思いながら、いつもより長い時間迷ってしまった。
楽しい時間だった。

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