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誹謗中傷の罪 残念ながら、マスコミの方々の心に届いているとは信じにくい・・・ [ヨモヤ]

「テラスハウス」に出演していた女子プロレス選手の木村花さんが急死したことをきっかけに、
ネットでの誹謗中傷について議論が起きている。
木村さんは、番組内での出来事をきっかけにSNS上でかなりひどい言葉を浴びせられていたらしく、
そうしたことが彼女の死と、つながりがあると考えられているからである。

ワイドショーを含め、マスコミの論調は、
「行き過ぎた誹謗中傷は犯罪に近い行為である」
「相手が有名人だからといって、何を言ってもいいわけではない」
「言論の自由に配慮しながら、SNSでの表現への規制も考えるべき」
といった感じにまとめられるだろうか。

一般の人の書き込みにそこまでの危機感を覚えるくらいだから、
マスコミの取り上げ方もこれからは変わってくるだろうか?
いや、そんな期待は持たない方がいいだろう。
きっとSNSの書き込みと自分たちのしていることとは別物と割り切るだろう。
いや、割り切るというより、別のターゲットを見つけたら、今回のことなどすっかり忘れるだろう。
もしくは忘れたふりをするだろう。
ひょっとしたら、もともとなんとも感じていないかもしれない。

私がそう思うのは、ベッキーさんや東出昌大さんに対する集団リンチの記憶が生々しいからである。
これでもか、これでもかと、
延々と延々と続いた。
もちろん褒められたことをされたわけではないし、
一定の批判を受けても仕方がないとは思う。
しかし、法に触れているわけでもないし、
意図的に不特定の方に被害を与えたわけでもないのに、
延々と、ネチネチと責め続けた。
いわゆる、「数字が稼げるから」なのだろう。

お二人に限らず、長期間痛めつけられた方は少なくない。
SNSの誹謗中傷なら何とか見ないようにすることはできても、
自宅や仕事場所まで押しかけてくるマスコミの皆さんからは逃れられない。
一体、どちらがひどいだろう。

ネットにいるのは、何千万という匿名の人間たち。
こちらの誹謗中傷を完全に封じるのは難しいし、やるべきとも思えないが、
マスコミによる言葉の暴力は控える気になればできる。
控える気になれば。
しかし、残念ながら全くの期待薄である。
木村さんのことも、心に届いているとは信じにくい。
残念ながら。

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