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この連休は「ペンギン・ハイウェイ」をご覧になってはいかが? [映画評]

9月も半ばとなり、2018年夏シーズンの映画興行の大勢が決した。
勝者となったのは、
「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」。
興収は90億円を突破する勢いであり、今年最大のヒットになりそうだ。

「銀魂2 掟は破るためにこそある」
も、前作まではいかないかも知れないが、及第点はもらえるヒットぶり。
「検察側の罪人」
は、期待以上ではないかもしれないが、まずまずの入り。

わずか2館の公開でスタートした
「カメラを止めるな!」
は、20億円を超えるヒットになりそう。
映画によるジャパニーズ・ドリームを実現した。

反対に、細田守監督の
「未来のミライ」
は、期待に応えることができなかった。

今年の夏の映画興行成績で残念だったのは、アニメ映画
「ペンギン・ハイウェイ」
がブレイクしなかったこと。
「カメラを止めるな!」に続いてペンギンがヒットしてくれたら、さらに痛快な夏になったのに。

「トトロ」も「ナウシカ」も、細田監督の「時をかける少女」も、公開時にはそれほどのヒットにはならず、しばらくしてから火が付き、歴史に残る作品として認知されるようになった。
「ペンギン・ハイウェイ」も、そうなる可能性を秘めた快作だと思う。
ビデオが出回るようになってからレンタルして観るという手ももちろんあるが、映画はやはり劇場で観てナンボ。
まだ公開しているこの機会に、是非ご覧いただきたい。

誰が観ても楽しめると確信できた「カメラを止めるな!」と違い、
「ペンギン・ハイウェイ」は、やや難解であり、
ひょっとしたら好き嫌いも分かれる作品かも知れない。
しかし、2018年の夏に観るべき映画の一本であるのは間違いないと思う。

今週末は三連休。
その次も三連休。
することリストの選択肢に、是非「ペンギン・ハイウェイ」を。

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