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「キングオブコント」の新システムはどう見ても愚策だが、まああるだけで ~ 私の推しは相席スタート ~ [ヨモヤ]

9月に「キングオブコント」、
12月に「M-1」。
この二つは、なんとしても続けてほしい。

私にとって「M-1」はお正月のようなもの。
競馬で言えばダービー。
これを見て、一年の終わりと始まりを感じる。

「キングオブコント」は、「M-1」と比べると期待度も信頼度も大きく下がるけれど、それでもやはり一年の中での大きな句読点。
これがないと、夏と秋の境があいまいになる。

さて、「キングオブコント」は、毎年のようにシステムが変わる。
それも、悪い方に、おかしな方に変わることがほとんど。
今年も例によって、悪い方に変わるようだ。

なんでも、決勝進出グループが、決勝当日の生放送までわからないのだそうだ。
準決勝進出32組から、決勝当日に10組が発表されるのだという。
なんじゃ、それ。

これによるメリットは、「誰が選ばれるかわからないドキドキ感がある」ということかも知れないが、もともとビッグネームが参加しているわけではないのだから、ほとんど意味はない。
その代わり、
・事前の露出が減り、注目度が下がる
・芸人が名前を売る機会が失われる
・心の準備ができないからネタのクオリティが下がる可能性がある
・誰が優勝するかを予想する楽しみも下がる
といったデメリットがある。
どうしてこんなおかしなことを。

準決勝進出32組の中には、しずる、ジャルジャル、ジャングルポケット、かもめんたる、さらば青春の光、といった常連の姿も見える。
正直なところ、32組も残っていては優勝予想もかったるい。
一組だけオススメを挙げさせてもらえば、相席スタートである。
2016年のM-1グランプリ・ファイナリストだが、ここのところはコントで冴えを見せているように感じていた。
優勝するようなはじけ方をするかどうかはわからないが、決勝の10組に入り、そのなかでも上位に食い込むと見ている。

今回の「キングオブコント」のシステム変更は、誰もに不評のようだ。
私も、とても賛成できない。
しかしまあ、番組がなくなるよりはいい。
システムはシステムとして、純粋にネタを楽しもう。

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