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M-1の敗者復活戦で面白かったのは、「さらば青春の光」と「金属バット」 [ヨモヤ]

今M-1のことを語ろうと思うと、どうしても、とろサーモンの久保田さんとスーパーマラドーナの武智さんの話題になってしまう。
しかし、あれはあくまでも余分な話。
あの日、芸人さんたちが人生をかけた戦いを繰り広げたのは確かであり、ネタをしっかり評価してあげたい。

繰り返しになるが、どうしても称えたくなるのが和牛。
またもや優勝できなかったが、今年の2本は感動的だった。
あのネタを作り上げるまでの道のりと、
自分たちが選ばれなかった表彰式での2人の抑えた表情を思い出すと、
なんとも言えない苦しい気持ちになる。
優勝しようがしまいが、和牛を応援してきてよかったと思える夜ではあった。

さて、同じ日のこちらは昼、敗者復活戦も行われていた。
ここからの勝ち上がりは、視聴者投票で決められる。
だから、腕がいいとか、どうかしたら面白いとかより、視聴者ウケがいいコンビが抜けてくる。
テレビ的な事情はあるのだろうが、
このシステムでは、サンドウィッチマンは上がって来られなかったのではないかと考えると、
視聴者投票は止めるべきではないかと思う。
予選と同じように、プロが選べばいい。

敗者戦には16組出場していたが、私が面白いと思ったのは、
「さらば青春の光」
「金属バット」
の2組。

さらばについては、ずっと応援している。
そして、いつも面白い。
そして、いつも少し足りない。
キングオブコントでも応援していたがちょっとの差に泣き、M-1では決勝までたどり着けなかった。
しかし、披露されたネタは、いつもどおりの面白さ。
さらばらしいネタで、笑えるし、繰り返し見たくなる。
まあ、視聴者投票で勝てるコンビとは思えないけれど。

一番衝撃的だったのは、「金属バット」というコンビ。
はじめて見たが、ルックスからしてインパクト大。
ネタも、ゆるゆるにゆるいのだが、どこか危険な空気が漂う。
オチのまとめ方には驚かされるとともに、爆笑した。
ただ、どこからどう見ても一般ウケはしないコンビであり、視聴者投票では絶対に選ばれない。

来年のM-1は、審査員選びがこれまで以上に注目される。
島田紳助さんが残した漫才大会は、今なお成長中である。

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