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朝日さん、毎日さん、まさか追随しませんよね  ~ 読売新聞が25年ぶりの値上げを発表 ~ [ヨモヤ]

新聞離れが言われている。
特に若者は、全く読まない層も増えているようだ。
「社会に関心がないから」とか、「ニュースなんか見なくてもいい」とか考えているわけではなく、
ネットで十分に情報は仕入れられると考えているのである。
確かに、ネットの方が速い上に多様な意見を参照できるという利点がある。

私は、新聞がないと落ち着かない。
普通紙に加え、経済新聞とスポーツ新聞も読んでいる。
新聞を読まなくても困りはしないだろうが、日々がつまらなくなる気はする。
ちょっとした本が2,000円ほどすることからすれば、毎日楽しませてもらえて月4,000円は、高くないと思っている。

読売新聞社が購読料の値上げを発表した。
現在超夕刊セットで4,037円のところ、363円引き上げて4,400円にするというのである。
なんでも、本体価格の値上げは1994年1月以来、25年ぶりなのだという。
よく頑張ってきたと言えなくもないが、世の中がこの間ずっとデフレであったのも事実である。

読売新聞は今回の値上げについて、
・販売店が経営難と従業員不足に苦しんでおり、値上げにともなう増収分は販売店の労務環境改善に充てる
・価格を据え置いてきた25年間で、最低賃金(全国加重平均額)が1.5倍に上がり、ガソリン価格も上昇した
・民主主義を支える戸別配達網を維持し、ご自宅に毎朝夕新聞をお届けするためのものである
としている。
新聞離れが進む中での料金改定は苦しい決断だったと思う。

読売の値上げについては、いろいろ意見もあるところだとは思うが、一企業の判断であり、とやかく言う筋合いのものではない。
これによって販売部数が減るリスクも十分に承知のうえでの決定であろう。
ただ、そんなことはないと思いたいが、朝日新聞や毎日新聞が追随するとしたら、それはおかしい。
現在、読売、朝日、毎日の3紙の料金は、月極め4,037円となっており下一桁まで同額である。
これでは、価格カルテルのようなものと言われても仕方がないだろう。
「社会の公器」を名乗る立場の新聞社がやるべきこととは思えない。

苦しいのはどこも同じだから、朝日や毎日でも料金の改定が行われるのはやむを得ないだろう。
しかし、読売と同じような時期に値上げし、しかも同額に寄せるとしたら、それは無しだと思う。
そんな恥知らずなことをするはずはないと信じたいが、念のため。

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