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勝率5割を割り込んだ巨人の補強はある意味当然 [ヨモヤ]

栄光の巨人軍が、例によってというべきか積極的な補強を行っている。
主なところだけで、以下のようなメンバーが並ぶ。
丸佳浩外野手(広島からFA)
炭谷銀仁朗捕手(西武からFA)
中島宏之内野手(オリックス自由契約)
岩隈久志投手(マリナーズ退団)
クリスチャン・ビヤヌエバ内野手(パドレス)

丸は、言わずとしれた2年連続MVP男。
セ・リーグ最高の選手といっていい。
炭谷も地味ではあるが、ベストナイン1回、ゴールデングラブ2回の一流選手。
中島は、盛りは過ぎたとは言え、通算安打1,759本の大物。
岩隈は、この2年は故障でほとんど投げていないが、WBCでは日本のエース格だった時代を代表する投手。
ビヤヌエバは、27歳の若さで、今年メジャーで20本のホームランを打っている大砲。

この金満補強ぶりに、
「やり過ぎ」
「性懲りもない」
などと批判の声も大きい。

しかし、考えてみれば、ここのところの巨人は負けっぱなしなのである。
今シーズンは勝率5割を割り込み、
球団ワーストタイ記録となる4年連続のV逸。
何かしないわけにはいかなかった。

もちろん、補強内容に思想がない感は否めない。
補強市場にいためぼしい選手をとりあえずパックリしているだけにも見える。
これまでにFAで獲得した選手の多くが十分な働きをしていない点も気になる。
それでも、何もしないよりはいい。
12球団中最も長く優勝から遠ざかっているオリックスに至っては、金子、中島、西と流出する一方なのだから。

これでもし優勝しても、「金で買った」と批判する人もいるだろう。
しかし、プロ野球チームが、金で選手を集めて優勝することに、引け目を感じる必要もない。
巨人の関係者もなんとも思わないだろう。
これはこれで巨人のやり方である。
ポリシーがないという強烈なポリシーを持っている。

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