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今年も当たるか?「経営者が占う2020年 株価・景気」 [経済を眺める楽しみ]

毎年楽しみにしている元日の日本経済新聞恒例の特集、
「経営者が占う20××年 株価・景気」。
その年の株価や経済成長率の見込みについて、日本を代表する経営者が予想するというものである。
そう当たるものではないので、参加するのを嫌がられる経営者もおられるのではないかと推察するが、
今年も
信越化学工業の金川会長、
富士フィルムHDの古森会長、
ユニ・チャームの高原社長、
サントリーHDの新浪社長、
をはじめ、錚々たる面々が占っておられる。

ただし、この豪華メンバーの予想が当たるかというとそうではない。
去年のブログで過去を振り返ってみたのだが
日経平均株価予想についての経営者の予想の平均は、
2016年は、高値22,300円 安値18,000円だったが、
実際には、高値19,600円、安値14,800円、
2017年の予想は、高値21,750円、安値17,500円だったが、
実際には、高値23,400円、安値18,200円、
2018年の予想は、高値25,440円、安値21,200円だったが、
実際には、高値24,448円、安値18,948円だった。
しかも「経営者が選ぶ有望銘柄」に選定された企業が、軒並み株価を下げたりもする。

では、2019年はどうだったか。
2019年の予想の平均は、高値23,925円、安値19,110円で、
実際には高値24,091円、安値19,241円だった。
結果、高値安値とも100円ちょっとしか違わないという超ニアピンだった。
おみそれしました。

では、今年はどうだろう。
2年連続のニアピンなるだろうか。
予想は、
高値の平均が25,450円、
安値の平均が21,625円、であった。
昨年末の終値が23,656円だから、上にも下にもあまり動かないと見ていることになる。
なお、高値を付ける時期は、6月との声が多かった。
つまりオリンピック前に一つの山が形成されると読んでいるのだろう。
2020年は、年度の後半にアメリカ大統領選挙というもう一つのビッグイベントを控えていることもあり、
年末に高値が来ると予想される方も、逆に安値になると予想される方もおられた。

有望銘柄の上位は、ソニー、トヨタ、信越化学といった常連組。
新顔としては、NEC、テルモ、SHIFT、メンバーズといった名前が挙げられていた。
こちらもちょっとだけ参考にしておこう。

新年早々アメリカ株は上がったり下がったり大忙しのようだ。
日本株は、そんなに上がらないでもいいので、下がらないでいてほしい。
ずっと24,000円近辺でいられれば、居心地がいいのではないかと思う。

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