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2019年の日本映画を振り返る その2 「私の選ぶ2019日本映画ベスト10」 [映画評]

去年観た映画は106本、そのうち邦画が92本。
基本的に、新作ばかりである。

去年を振り返る企画その1では、邦画の中の「困った映画」について書いたが、
今回はいい映画について書く。
当然、こちらの方が気持ちがいい。

「困った映画」にもたくさん出会った2019年だったが、いい映画の方が多かった。
そこから10本を選ぶのはなかなか難しい。

絶対に外せないのは、
「洗骨」 ガレッジセールのゴリさんが監督。笑えて泣ける。傑作。
「殺さない彼と死なない彼女」 2019年の収穫。「好き!」「未来の話をしよう」
「Bの戦場」 ガンバレルーヤのよしこさん主演。最初から最後まで期待どおりに面白い。
「ウィーアーリトルゾンビーズ」 最も才気を感じた作品。多くの人に観てもらいたい。
の4本。
大好きな映画たちである。

「ひとよ」も、白石和彌監督作品ということでハードルが上がってしまうが、やはりいい映画だった。
あいみょんの曲も含めてよかった「さよならくちびる」も入れたい。
となると、ここまでで6本。
あと4本である。

私が厳選ノミネートしたのは、
「キングダム」「空の青さを知る人よ」「愛がなんだ」「プロメア」「アルキメデスの大戦」
「冴えない彼女の育てかた FINE」「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」
「デイアンドナイト」「ダイナー」「センコロール コネクト」「宮本から君へ」
「惡の華」「任侠学園」「3人の信長」
の14本。
ここから4本、苦しいが選ばなければベスト10にならない。

壮大なスケールの原作を、エンタテインメントとしてきっちり仕上げ、興行的な成功も勝ち取ったという点で、「キングダム」は立派だった。
これは、評価されるべきだろう。

「空の青さを知る人よ」は、個人的にはまってしまった作品。
映画的な価値は高くないのかもしれないが、好きなものは好き。

あと2本は悩むが、他の映画賞で評価されている作品などにはご遠慮いただくこととして、
「惡の華」と「3人の信長」を選ぼう。
「惡の華」は、やりたい放題やった感じだが、ラストの切なさは一番。
「3人の信長」は、テンポのよさが楽しかったし、ギラっとしたものも感じた。

結果、私の10本は以下のとおりである。
「洗骨」
「殺さない彼と死なない彼女」
「Bの戦場」
「ウィーアーリトルゾンビーズ」
「ひとよ」
「さよならくちびる」
「キングダム」
「空の青さを知る人よ」
「惡の華」
「3人の信長」

ここまでに挙げた映画以外では、
「凪待ち」「翔んで埼玉」「メランコリック」「火口のふたり」「マスカレード・ホテル」
などが楽しかった。

2020年も、素敵な映画に出会えることを楽しみにしている。
きっと会えるはずだと信じている。

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