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スポーツ選手に罪はないけれど [ヨモヤ]

国際パラリンピック委員会が、北京冬季パラリンピックへのロシアとベラルーシの選手の出場を禁止した。
一旦は中立的な立場での出場を認めたが、世界中から激しい批判を受けて決定を一変させた格好である。

また、国際サッカー連盟と欧州サッカー連盟は、すでにロシアの代表とクラブチームに対し、主催大会への出場を全面的に禁止する措置を発表している。
これにより、ロシア代表のW杯出場の可能性がなくなった。

選手に罪はない、と言われる。
そのとおりだと思う。
ワールドカップやパラリンピックのように4年に1度の晴れ舞台が無くなるということのダメージは、いかばかりだろうか。

しかし、今回ばかりはやむを得ないと思える。

○○に罪はない、という理屈で厳しい対応を避けるとすれば、
銀行にも罪はないし、
ましてやロシア市民にも罪はないということになる。
となれば、どんな制裁もするべきではなくなる。
それは国際社会の対応として適切ではないだろう。
今回のようなことをしたら、
経済だけではなく国際社会そのものからはじき出されるのだ、
はじき出され続けるのだ、
ということを示す必要があると思う。

選手たちは本当に気の毒である。
特に、パラアスリートの皆さんにはなんと申し上げていいかわからない。
しかし、母国が平和の祭典の期間中にこうした行動を起こしたのも事実である。
こんな悲劇が繰り返されないようにしたい。
今はまず、現在の惨劇が一刻も早く終結することを願う。

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