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人生が変わる 人事異動 [ヨモヤ]

3月。
人事異動の季節である。

人事担当の方にとっては、異動の発表は一大イベントであり、一年の集大成であろう。
お疲れ様でした。
しかし、異動の発表にこぎつけられて、ホッとしているというより、
どんな受け取られ方をするか、ドキドキされていると思う。

人事担当以外の方、
会社員、公務員を問わず、いわゆる「宮仕え」の身の大多数の人にとっては、
人事異動は受け身である。
俎板の鯉よろしく、運命に委ねるしかない。

大げさではなく、人事異動で人生は変わる。
あそこに異動したからこうなった、
あそこに異動していなかったらこうなってはいなかった、
など、いくらでもあると思う。

異動先の仕事が向いていて、
やりがいがあったら実に素敵である。
反対に、どうにも向いていなくて、
人間関係にも恵まれなかったら、しんどい日々が続くことになる。

ロシアの作家ゴーリキーさんは、
『仕事が楽しみならば人生は楽園だ。仕事が義務ならば人生は地獄だ。』
という言葉を残されている。
ちょっと極端な気もするが、言いたいことはしみじみわかる。

ただ、望まない異動だからと、腐っても仕方がない。
自分の向き不向きは、意外に自分ではわからないものだから、
やってみないとわからない。

渡辺和子さんのベストセラーに
『置かれた場所で咲きなさい』
という本があるが、まさにそうだと思う。

悲喜こもごもの人事異動。
宮仕えの人生が紙一枚で一変する。
みなさんにとって幸せな異動でありますように。

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