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自分にとっての「理想の花嫁」であるキャラクターを楽しく選んだらそんなにダメかしら [ヨモヤ]

3月16日、
『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の公開を記念して、名探偵コナンの公式キャラクター人気投票企画『名探偵コナン 理想の花嫁~My ideal bride~』が開催されることが決定した、
との告知があった。

そして、3月19日、早々に企画の変更が伝えられた。
公式アカウントによれば、
「この度『ハロウィンの花嫁』ムビチケ投票企画リリースについて、ファンの皆様にご不快な思いをおかけして申し訳ございませんでした。お詫び申し上げます」
「皆様からのご意見を受け、企画名と内容について運営側で再協議し、適切な内容に変更致します」
とのことである。

なんでも今回の企画について、
「『理想の花嫁』というコンセプトが時代遅れ」
「ジェンダー観が古い」
といった批判があったのだそうだ。

ふう。

えっと、今回の企画は、コナンに登場する女性キャラクター38名から「理想の花嫁」を投票してもらい、
見事1位に輝いたキャラクターは青山剛昌先生描き下ろしイラストにて特設サイト上で発表される、
というもの。
言うまでもなく、映画を宣伝するためのお遊び企画である。
これにジェンダー論を持ってくるのはなんともイケていないが、
批判されたからといって引っ込めてしまう運営の対応もいやはや。

ネット空間には、日本だけでも何千万人もの人がいて、いろいろな意見がある。
なかには、通常ではとても受け入れられない極端な意見を持つ方もおられる。
それ自体は決して悪いことではない。
いろいろな考え方があるのは健全なことである。
しかし、一部の人に批判されたからと言って、へなへなとなってしまうのはよくない。
それでは社会が息苦しくなるばかりだし、本質的な議論からも遠ざかってしまう。

今回の企画の見直しには、表には出てきていないあれやこれやがあったのかもしれない。
それにしても、なんとも情けない幕引きである。
楽しみにしていた人からすれば、ジェンダーを声高に言う人に対する負の感情が溜まったことだろう。
いいことは何もない気がする。

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