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映画評 「ナイル殺人事件」 [映画評]

本作は、アガサ・クリスティの推理小説「ナイルに死す」を映画化したもの。
1978年にも映画化されていて、
「ミステリー・ナイル」
という曲が流行ったのを思い出す。
いまだにサビのメロディーは覚えている。
40年も前の曲なのに。
映画も大ヒットしたのかしら、そこは記憶がない。

さて本作の監督は、同じくクリスティの『オリエント急行殺人事件』に続きケネス・ブラナーさん。
ケネス・ブラナーさんと言えば、『愛と死の間で』を思い出す。
こちらは1991年の作品。
超ベテランな感じだが、まだ61歳らしい。

絢爛豪華な船の旅、
みたいなものを予想していたが、船自体は意外と小さくて質素。
華やかな社交界の話でもなく、もっとドロドロした内容だった。

名探偵ポアロもので、もちろん推理映画だが、
犯人には意外性なし。
冗長な感もあり、ドキドキはしない。
出演者たちの演技合戦が楽しくはあるが。

出演はブラナーさんのほか、
ガル・ガドットさん、エマ・マッキーさん、アネット・ベニングさんなど。
もちろん、皆さん達者である。

「ナイル殺人事件」は、きちんと作られた映画。
絵は綺麗で、スクリーンの隅々まで隙が無い。
ただ、面白いか、ワクワクするか、となると・・・。
もっと遊んでよかった気がする。

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