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映画評 「きさらぎ駅」 [映画評]

本作は、
2004年に「はすみ」と名乗る人物がインターネット掲示板に書き込んで以来、
いまだ話題となる都市伝説「きさらぎ駅」をモチーフにしたホラー、
である。
私は寡聞にして知らなかったのだが、
ネットで「きさらぎ駅」と言えばなかなかに知られた存在で、
かれこれ15年以上、様相を微妙に変えながら語り継がれているらしい。
小説や漫画、ドラマなどにも数多く取り上げられているという。

映画の方はというと、
設定も映像もチープさを醸し出し、
B級感満載で進んでいく。
しかし、途中から思わぬ方向に展開し、
ちょっと面白い感じに。
ゾクゾクしたり、
面白さにワクワクしたりはしないが、
なんかまあ、これはこれで。

エンドロール終了後、また別の展開が。
これもなかなか。

褒めているように思えるかもしれないが、
思ったほど悪くない、という感じなので、そこは誤解の無いよう。

主演は恒松祐里さん。
私にとっては「殺さない彼と死なない彼女」組の一人であり、
それ以来応援している。
彼女が出演していたことが本作を観た理由の一つ。
得体のしれない映画の主演という難しい立ち位置で、しっかり役割を果たされていた。

「きさらぎ駅」は、へんてこな映画。
安っぽく、ツッコミどころも満載だが、
妙な魅力があるようなないような。
ホラーというには怖くないが、
それもそれで。

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