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いっそ無税にすべき 競馬など公営ギャンブルの払戻金 [ヨモヤ]

会計検査院が、2015年に国税当局への申告義務があった高額払戻金127億円のうち、8割程度が申告されていない可能性があると発表した。

競馬や競輪などでの払戻金は、「一時所得」や「雑所得」に分類され、一定以上の収入があれば、課税対象として税務申告をする必要がある。
しかし、当選券の払い戻し段階では本人確認が行われていないため、納税は自主申告に頼らざるを得ず、多くがそれを怠っているというのである。

これを聞いて、人はどう思うだろう。
「払うべき税を払っていないとはとんでもない」
と怒るだろうか。
「え?払戻金に税金かかるの?」
と驚くだろうか。
「8割が申告していないということは、2割も申告してるってことか。申告してる人、意外と多いな」
と感じるだろうか。

税金を払っていない人の言い分からすれば、
・そもそも馬券を買った段階で、25%ものテラ銭を払っており、国庫には十分協力している
・高額の支払いがある宝くじは非課税なのに馬(車)券に課税されるのは納得できない
・はずれ馬券は費用として認められず、当たったときだけ税を取るのはあまりにもアンフェア
といったところになろうか。

この件について会計検査院は、大真面目に、
公営ギャンブルの関係省庁や主催者に対し、高額払戻金の自主的な申告を促す仕組みを充実させるよう求める方針だという。
それがお仕事とはいえ、ヤレヤレ。
いや、そんなマジにならなくても、オヤオヤ。

公営ギャンブルについては、無税にする方がさっぱりすると思う。
現状、申告している人の方が圧倒的に少ない状況だし、
これを取るように制度を強化するのはあまりにも無粋だし、
理屈としても無税でいいように思うからだ。
それほど変な話でも、無茶な話でもないように思うのだがどうだろう。

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