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慌てても仕方がないがさすがにビックリはする  ~ 日経平均915円安 ~ [経済を眺める楽しみ]

ほんのちょっと前、バブル期以来29年ぶりの高値とかで浮かれていた株式市場が、突然の急ブレーキ。
11日の東京株式市場は、アメリカ株式市場の株価急落を受け、日経平均株価が大幅に値下がりした。
下げ幅は一時1,000円を超え、終値は前日より915円18銭(3.89%)安い22,590円。
下げ幅は今年3番目。

下げの原因とされているのは、
・米長期金利の上昇による資金の流れの変化
・米中貿易摩擦への警戒感
・中国経済の減速懸念
などである。
しかし、アメリカの金利上昇は今に始まったことではないし、
米中も貿易摩擦もかなり前からやっている。
どれも、昨日今日生じたことではない。
株価の下げとはそういうものだが、ここでの急落の原因ははっきりとはわからない

何かとお騒がせのトランプ大統領は、今回の下げの原因はFRBにあると見ているようで、
「FRBがしていることには全く同意できない」
「FRBは狂ってしまった」
と批判しているようだ。
一国のトップが、自国の中央銀行についてこうした批判をするのは異例中の異例だが、トランプ大統領の場合、異例が恒例なので、それほどのことにも思えない。
ちなみに今回の急落については、
「われわれが長い間待っていた調整」
と思い切り前向きにとらえている。
へこたれないこの姿勢は、ちと見習いたくなる。

超零細個人投資家としても、一日で1,000円も下がってしまうと、さすがに驚くし、自分のポートフォリオもズタボロにされて、心中穏やかではいられない。
しかし、下がったからといって狼狽していてはいけないと言い聞かせる。
ここはドンと構えて、「うん、そういうこともあるよね」といった具合に、内心とは裏腹に落ち着いているように振舞おう。
落ち着いているように振舞っているうちに、本当に落ち着いてくることもあるから。

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