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ソフトバンクはパの代表としてしっかり広島を倒してほしい  ~ 西武の最強打線を日本シリーズで見られないのは残念だが ~ [ヨモヤ]

パでは2004年からプレーオフ方式が採用され、大いに盛り上がった。
クライマックスシリーズが始まってからも、10年以上経った。
しかし、
「一年の成績がチャラになってしまうクライマックスシリーズは納得できない」
「これでは、優勝の意味がなくなる」
とおっしゃる方が、今でもおられる。
お気持ちはわからないでもないが、そういう前提で戦っているのだし、お客さんもそれで盛り上がっている。
今年の巨人のように、勝率が5割にも行っていないようなチームが日本シリーズに進出したらさすがに興ざめだが、そうでなければペナントレースとはある意味切り離されたイベントとして楽しめばいい。
もちろん、優勝チームが負ければ、応援している人は悔しいだろうが。

今年のパ・リーグは西武が優勝したが、2位のソフトバンクの成績も恥じるものではなかった。
西武には6.5ゲーム差つけられたものの、
82勝60敗で貯金は22もある。
ちなみに、セ・リーグをぶっちぎった広島の勝敗は、
82勝59敗であり、ソフトバンクとほとんど差がない。
圧倒的に不利な状況で戦うクライマックスシリーズを勝ち抜いたのはソフトバンクの底力であり、胸を張って日本シリーズに向かい、広島を倒してパの力を再び示してほしい。

ペナントを制した西武としては、なんとも悔しい敗戦となった。
シリーズを通して、投手が酷すぎた。
ペナントレース中から酷かったのだが、シリーズ中の酷さは度を超していた。
フォアボールを出してランナーを貯めて長打を食らうという展開の連続で、打っても打っても届かない試合が続いた。
特に、初戦をエースの菊池で落としたのが響いたが、菊池はもともとソフトバンクにはずっと勝てない投手だった。
結局、大事な試合でもそれは克服できなかった。
打線では、秋山と中村に当たりが出なかったが、それでも5試合で28点を取ったのだから、湿りっぱなしというわけでもなかった。
勝負は時の運。
今回は、ソフトバンクが運を味方にして、いい戦いをしたということだろう。

ただし、クライマックスシリーズでの弱さには課題が残った。
敗因をしっかり分析しないと、来年以降もまた繰り返される。
ちなみに、西武のクライマックスシリーズでの成績は以下のとおりである。
08年第2ステージ 〇 対日本ハム
10年第1ステージ × 対ロッテ
11年第1ステージ 〇 対日本ハム
11年第2ステージ × 対ソフトバンク
12年第1ステージ × 対ソフトバンク
13年第1ステージ × 対ロッテ
17年第1ステージ × 対楽天
18年第2ステージ × 対ソフトバンク

つまり西武はクライマックスシリーズでは2勝6敗と惨敗しているのである。
2勝はいずれも日本ハム相手であり、他のチームには全敗している。
ここまで負け続けるのだから、短期決戦での戦い方は見直す必要があると言えるだろう。

試合後の挨拶で、辻監督が涙を流す映像を見て、こちらも胸が詰まった。
あの姿を忘れず、選手は来年に向けて一層発奮してもらいたい。

しかし、クライマックスシリーズで負けたとは言え、ペナントレースでの見事な戦いぶりが消えてしまうわけではない。
2018年の西武ライオンズは、史上最強とも思える打線を前面に出し、常勝ソフトバンクを打ち負かした。
素晴らしいシーズンだった。

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