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山を登らない勇気?と新プロジェクトへの細々とした意気込み  ~左腕さんサヨウナラ、右腕さんまたよろしく~ [55歳125キロプロジェクト]

2017年に勝手に実施した「50歳過ぎ腰痛持ちが、120キロの速球(?)を投げるプロジェクト」。
本当は、それより何年か前にやろうと計画していたことなのだが、ズルズルと50歳過ぎまで引っ張ってしまい、「まあ、無理だろうなあ」と思いながら始めてみたら、いろいろな方の協力により、幸いにも成功裡に終了した。

挑戦が成功したのも嬉しかったが、その過程も楽しかったので、新たな目標が欲しくなり、よせばいいのに始めたのが「利き腕じゃない方で110キロプロジェクト」。
右利きの私が左投げに挑戦し、2018年中に80キロくらいまでに上げて、2019年に110キロを目指すという2年がかりの計画であった。
それを決意したのが120キロを達成した直後の2017年10月。
その頃はある種の万能感もあり、頑張れば何でもできるような気がしていた。

しかし、年が明けた頃から、120キロプロジェクトの反動が出た。
やたらと肘肩首が痛いのである。
別にこの先があるわけではないので、スピードガンの前で腕も折れよと投げたのだが、本当に大きなダメージを受けてしまった。
あまりに痛みがひどくなったので、たまらず医者に行くと、
「何か、無理な運動をしませんでしたか」
と聞かれた。
はい、しました。

それでも、だましだまし利き腕じゃない方のプロジェクトを続けていたのだが、今度は大きな腰痛に襲われた。
ちと腰が痛い、というレベルではなく、情けないことに立てなくなった。
立てないのでは、仕事にも日常生活にも大きな支障をきたす。

幸い、立てないほどの激しい痛みは数日で収まったが、以来、左腕で投げるのが怖くなった。
普段と違う体の使い方が、お腰様のお気に召さないようなのだ。

「左腕プロジェクト、どうなっているの?」
と聞いてくださる方もおられ、やはり続けていこうかとも思ったが、どうもこの方向性は違うことに気づいた。
「気づくの遅いよ!」と言われればそのとおりなのだが、昨年の10月は舞い上がっていたのだ。

登山では、挑戦しない勇気も必要だと言われる。
天候が悪い、装備が十分ではない、体調が万全ではない、と判断したときは、どれだけ準備に手間をかけていようが、しっかりやめる判断をすることが大切というわけである。
「利き腕じゃない方で110キロプロジェクト」は、まだ登り始めてもいないような段階だと思うが、ここで勇気ある?撤退をしようと思う。
応援してくださった皆様、申し訳ございませんでした。

これに懲りて、もうおとなしくしていればいいのだが、新プロジェクトを始めようと思う。

かの経営学の巨人、ドラッカーさんは、こんな言葉を残されている。
「何事かを成し遂げるのは、強みによってである。弱みによって何かを行うことはできない。できないことによって何かを行うことなど、到底できない。」
私にとって強みは、右腕で投げることであり、残念ながらほとんど使ってこなかった左腕での投球は弱みであった。
では、右腕で再び何事かを成し遂げよう。

そこで新プロジェクトは、
「55歳過ぎの腰痛持ちが、125キロの速球(?)を投げるプロジェクト」
である。
ちなみに私はまだ55歳にはなっていない。
これから2年ほどかけて、じっくり取り組んでいきたい。

「オイオイ、年齢を重ねたのにスピードを増す計画立てちゃってるよ。無理無理」
「こりゃまた、山を登らない勇気が見られそうだな」
などのツッコミはもっともである。
よしゃいいのに、と自分でもちと思う。

しかし、成算が全くないわけではない。
2017年は幸い120キロプロジェクトが成功したが、慌てて詰め込んだ感があった。
もう少しじっくりやれば、もっと行けたのではないかと思う。
また、詰め込んだせいか、チャレンジの当日は肩が痛く、万全ではなかった。
さらに、投球フォームもぐちゃぐちゃのままだった。
ここも修正の余地があると感じている。

じっくり、細々と続けていこうと思う。
2年後、2020年は、東京オリンピック・パラリンピックの年である。
そこまで細々と。

勝手に立ち上げたプロジェクトをぽしゃらせたばかりで新プロジェクトを始めても説得力はないだろう。
期待度も信頼度もすっかり無くしているだろう。
それでもまあ、再び勝手に取り組もう。
何故そんなことをするのか、自分でもよくわからないけれど。

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