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プロ野球はファンをさらに大切に  ~ 観客動員数過去最多だからこそ考えたい ~ [ヨモヤ]

「昔に比べて、野球場に行く人減ったよね」
「プロ野球って、もう前ほどお客さん入らないんでしょ」
と思っておられる方も少なくないようだ。
地上波でのテレビ中継が激減したからだろうか。

実際は、その正反対である。
プロ野球観戦をするお客さんは、年々増え続けている。
日本の人口が減少し、高齢化していくのに逆行するかのように。

2018年のプロ野球観客動員数は、
セで1423万5573人、パで1131万5146人となり、
共に最多を更新した。
セは広島が独走、
パもそれほど混戦になったわけでもないなかでの、この動員。
「野球場にプロ野球を観に行く」
という行為が習慣化されたと言えそうだ。

それにしても、いわゆる消化試合にも多くのお客さんが詰めかけているのを見ると、
「ファンは有難いなあ」
としみじみ感じる。
順位が確定し、勝とうが負けようが順位に関係ないのに、声をからして応援してくださる。
プロ野球に携わっておられる方々は、この状況を当たり前ととらえないでいただきたい。
ファンだって、本当は優勝が懸かった大一番が見たいのだ。
それが叶わないから、仕方なく勝っても負けてもどちらでもいい試合を見に来てくださっているのだ。

ずっと負け続けているチーム、
セで言えば中日、
パで言えばオリックスは、
特に心して頑張ってほしい。
2018年の中日は、松坂効果もあってお客さんが増えたようだが、来年は試合内容で引き付けてほしい。
オリックスはこのままではお荷物球団になってしまう。
踏ん張りどころである。

雨の日も風の日も、真夏の炎天下でも、散々負け続けていても、
球場に足を運んでくださるお客さん。
動員が好調な今こそ、こうした方々への感謝を忘れず、将来への布石も打っておきたい。
プロ野球に出来ることは、まだまだあると思う。

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