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日本アカデミー賞発表 ~ 私の予想はおおむね的中 ~ [映画評]

第42回日本アカデミー賞授賞式が行われ、「万引き家族」が最多の8部門を獲得し、「孤狼の血」が4部門で続いた。
両作とも素晴らしい作品であったので、複数部門での受賞は当然だと思う。

さて私は、1月18日付のこのブログで、
「二足早い第42回日本アカデミー賞予想」
と題して、日本アカデミー賞を予想しておいた。
https://matoko.blog.so-net.ne.jp/2019-01-18

私の予想と結果は、以下のとおりである。
最優秀作品賞 予想:「万引き家族」 結果:的中
最優秀監督賞 予想:是枝裕和「万引き家族」 結果:的中
最優秀脚本賞 予想:上田慎一郎「カメラを止めるな!」 結果:是枝裕和「万引き家族」 
最優秀主演男優賞 予想:役所広司「孤狼の血」 結果:的中
最優秀主演女優賞 予想:安藤サクラ「万引き家族」 結果:的中
最優秀助演男優賞 予想:松坂桃李「孤狼の血」 結果:的中
最優秀助演女優賞 予想:樹木希林「万引き家族」 結果:的中
最優秀アニメーション作品賞 予想:「ペンギン・ハイウェイ」 結果:「未来のミライ」
最優秀外国作品賞 予想:「ボヘミアン・ラプソディ」 結果:的中

脚本賞とアニメーション作品賞を除いて的中したことになる。
予想した9部門中7部門の的中は、精度としてはなかなかのものではあるが、観た人ならこの結果は大体わかるだろうから、別に胸を張れるようなものでもない。
外れのうち、脚本賞は納得であるが、アニメーション作品賞は納得できない。

以前に比べると、日本アカデミー賞もだんだん洗練されてきて、価値も高まってきたように思う。
映画人の最高の栄誉として、さらに定着していくことを願う。
それでも、作品賞に「空飛ぶタイヤ」をノミネートしてみたり、
篠原涼子さんと松岡茉優さんの二人を主演と助演の両枠でノミネートしてみたりと、
見識を疑うような選考もある。
私の愛する「ちはやふる」を完全無視していることも許し難い。
賞の権威を一層高めていくためにも、ノミネートの段階からしっかり選んでいただきたい。

今年もいい映画に出会えることを祈っている。
そして、それらが正当な評価を獲ることを祈っている。

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