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「女芸人No1決定戦 THE W」 三度目の惨劇は回避 [ヨモヤ]

「女芸人No1決定戦 THE W」
と聞いて、背筋が凍るような思いをされる方も少なくないのではないか。
今年が3回目となるが、前2回は、それは酷かった。
面白くない、笑えない、
という次元ではなく、身の毛もよだつ修羅場だった。
第1回を見た私は、「惨憺たる内容だった」と題したブログを書き、
第2回を見た私は、「2年連続の惨劇」と言わざるを得なかった。
https://matoko.blog.ss-blog.jp/2018-12-15
https://matoko.blog.ss-blog.jp/2017-12-13

そんなわけだから、今年の大会への期待はみじんもなかった。
あえて言えば、怖いもの見たさ、だろうか。
家の者たちは、私が「THE W」を見ると知るや、猛烈に反対し、
聞き入れられないと知ると、テレビのない部屋に退散していった。
気持ちはわかる。

しかし、エンタメの世界は何があるかわからない。
突如覚醒したり、一発はまったりすることがあるのだ(もちろん、滅多にないが)。
私は、勇を振り絞って見続けた。

そうしたら、あれまあ、今年は結構面白いではないか。
1組目の「そのこ」と2組目の「にぼしいわし」を見たあたりでは、
「惨劇が繰り返されるのか」
と覚悟したが、「123☆45(イズミヨーコ)」あたりからよくなってきて、
「ハルカラ」と続く
「3時のヒロイン」でとうとうお笑い番組になった。
だって、面白いから。

Bブロックも、トップバッターの「おかずクラブ」からよくできていた。
「はなしょー」のネタもしっかり。
その後の、
「阿佐ヶ谷姉妹」「つぼみ大革命」「紺野ぶるま」は私にははまらなかったが、
正視に堪えないということはなかった。

決勝は、「3時のヒロイン」と「はなしょー」。
5番手に登場する組が圧倒的に有利な今回の勝ち上がり方式には全く納得いかないが、
この2組が残ったことは納得。
そして、2組とも1本目とはまるで違うネタを持ってきたところも感心した。
そして、2本揃えた「3時のヒロイン」は見事だった。
ネタがしっかりしているうえでに、演じる腕も確か。
キャラもしっかりあり、もっと見てみたい。

おそらく来年も「THE W」はあるのだろう。
今年の内容から、来年は惨劇を覚悟しないで見られそうである。
油断させておいて、というのも怖いが。

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韓国株式市場は不調らしい ~ 「セルコリア」との言葉さえあるという  [経済を眺める楽しみ]

ネットニュースに、
「韓国株式市場で『セルコリア(韓国売り)』が止まらない」
という記事が掲載されていた。
「外国人投資家の主導により、今年春には2,200を超えていた韓国総合株価指数(KOSPI)が、直近では2,080くらいまで落ちている。『セルコリア』の現状は目を覆うばかりだ」
というのである。

しかし、2,200と2,080では、10%ほどしか変わらない。
これなら下落というほどでもないと思い、もう少し調べてみると、
2018年2月は過去最高値の2,550を超えていたから、
そこから比べると確かにそれなりの下落になっていることがわかった。

下落の理由は、経済成長の鈍化であるとされる。
今年の初め、2.5%前後と予想されていた成長率が、
どうも2%くらいになりそうだと下方修正されているのである。
さらに、
中国経済の低迷や日本との対立も景気の悪化に拍車をかけている。

また、この間、韓国以外の国の株式市場がかなり好調であることが、
韓国株の不調を際立たせている面がある。
上がるときは少しだけ、
下げるときはドンと下がる、
ということの繰り返しらしい。

韓国は、日本といろいろ事を構えている国であり、
日本製品の不買運動を広く実施されている国でもある。
だから、韓国株が下がることに溜飲を下げる人もいるかもしれない。
しかし、仲が悪いことは置いておいて、
隣国の景気がよくないという状況は決して歓迎すべきものではない。
底割れすることはないと思うが、しばらく注目しておきたい。

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映画評 「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」 ~ 皆さん先刻ご承知のとおり、ネットの映画評は当てにならない ~ [映画評]

この冬の映画界の、最大のサプライズヒットになっているのが、
本作「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」である。
それほど公開館数が多くないにもかかわらず、公開4週目で依然興行収入2位をキープしている。
一部の映画館では、土日前回満席の人気ぶりである。

私は、すみっコぐらしのキャラクターに何の思い入れもないが、
口コミが大きな役割を果たしているだろう今回の大穴ヒットぶりと、
大人も泣ける、
という評判を受け、ちょっと遠出をして観てきた。

結果、全く泣けはしなかった。
この映画で泣ける大人の方がおられることが私にはうまく理解できないが、
人はそれぞれだなあ、という学びにはつながる。
ううむ、人は多様だ。

キャラクターに癒される、
というより、
映画に寝かしつけられる。

穏やかな気持ちになって眠くなる、
というより、
途方もない退屈さが眠気を連れてくる、
という感じである。
あまりのことに、評判の映画とは別の映画を観てしまっているのではないかと心配になるほどに。

ひょっとしたら、それぞれのキャラクターに思い入れがある人には別の見え方がするのかもしれない。
というか、おそらくそうなのだろう。
そうでなければ、
この映画がヒットするわけがないし、
評判を取るわけもない。

ファンの方以外は関わらないに越したことはないが、
ヒットの理由を知りたいとあえて足を運ばれるのなら、
もうこれ以上寝られない、
というくらいに眠りに眠った後に行かれることをお勧めする。
そうでなければ、普通の精神力の持ち主であれば確実に睡魔に引きずり込まれる。
大抵の映画は、眠い時間帯があってもそこを過ぎればなんとか戻って来られるが、
この映画の場合、戻るタイミングがほぼない。

「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」は、ファンとお子様たちのための映画。
もちろんそれが悪いわけではなく、それで十分だと思う。
それ以外の人が行くと、
ありとあらゆる雑念に支配されるか、
深い眠りにいざなわれる恐れ、大である。

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映画評 「種をまく人」 [映画評]

テッサロニキ国際映画祭最優秀監督賞・最優秀主演女優賞受賞作。
自主製作映画であり、海外の映画祭で評価を獲たのちの、本国日本での公開となった。

主演女優賞を獲得した竹中涼乃さんは、当時12歳。
子役だが、実に印象に残る演技をされている。
その母役を演じられた中島亜梨沙さんもよかった。
なんと言っても特筆すべきはその美しさ。
自主製作映画というと、どうしても女優さんがあれだったりするが、
綺麗な女優さんがスクリーンの真ん中に立つことで、映画の説得力を増させていた。

しかし、映画の内容は、どうにもしっくりこない。
序盤に大きな波乱があるのだが、それ以降はその波乱を引きずるばかり。
意味や意図のわからない場面やセリフも少なくなく、
正直なところ、上映時間が実に長く感じられた。

なんとなく、海外の映画祭で評価される理由がわからなくはなかったが、
残念ながら私に刺さってくるものはなかった。
女優さんは魅力的だったが、
登場人物には魅力が感じられず、
その行動にも説得力を感じなかった。

とはいえ、「種をまく人」が力作であることは確か。
行間を読むのが好きな方は、この世界観に浸れるのかもしれない。

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今度こそ消費税の影響を直視すべき  ~ 台風に逃げないで ~ [経済を眺める楽しみ]

今回の消費増税に対しては、かなり手厚い対策が獲られた。
また、5%から8%より、8%から10%の方が影響が小さく出るはずとの見方もあった。
実際、8月頃までは駆け込み消費がほとんど見られず、
ひょっとしたら今回の増税は平穏に乗り切れるのかと思った時期もあった。
しかし、そうはならなかった。

総務省が発表した家計調査によると、
10月の消費支出は去年の同じ月を5.1%下回ったのだという。
この減少幅は、前回5年前に税率が引き上げられた後の2014年4月のマイナス4.6%より大きい。
反動がないどころか、前より大きくなった。

内閣府が公表した10月の景気動向指数でも、
指標となる一致指数は前月比5.6ポイント低下し、2013年2月以来の低水準となった。
一致指数の前月比マイナス幅は2011年3月以来の大きさであるという。
こちらも、前回の増税時を上回るマイナスである。

この結果を受けて、
「10月は台風という特殊事情があった」
とおっしゃる方も少なくない。
このパターンは、消費税後の反動を語る際の定番である。
消費が下がったのは消費税の影響ではなく、他の要因が大きかったのだ、というのである。
正直、それはもう聞き飽きた。
今回も、もちろん台風の影響もあっただろうが、
消費税増税時に大幅に景気が落ち込んだのは事実である。

日本においては、
消費税を上げると大きな消費の落ち込みにつながる。
これを直視しなければならない。
何兆円もかけて対策をとっていても、消費は下がってしまう。
これが日本での現実である。

今後も、消費税率については議論が続くだろう。
そのときに必ず踏まえるべきは、
税率を上げれば景気が下向くのはほぼ確実である、
というシンプルな事実である。
前回は特殊な事情があったから、今回は大丈夫、
と曖昧にせず、景気が落ち込むことを覚悟して、それでもやる、と主張すべきである。

10月の落ち込みは仕方がないとして、
11月以降の数値が気になる。
株価は、来年以降の業績回復を織り込んでいるが、足元が悪過ぎるようではそれも崩れてしまう。


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システムが止まると仕事も止まる [ヨモヤ]

日本電子計算という会社が提供する自治体向けシステムで障害が発生し、
多くの自治体で各種システムが使えない状況になっている。
ホームページの閲覧ができないくらいならまだいいが、
戸籍や転出入の手続きもできないところもあるという。
こうなると、役所の仕事そのものが止まってしまう。
休みをとって手続きをしに来た人も、一日無駄になってしまったことだろう

個々の自治体で何らかのトラブルが起きるということはそれほど珍しくないが、
同時にいろいろな自治体で障害が発生するというのは珍しい。
障害が発生したのは、
東京都の中野区、練馬区から
神奈川県平塚市、福井県若狭町まで日本各地。

コンピューターに頼った仕事をしていると、
コンピューターが止まったら何もできなくなる。
リスク管理的にもどうかと思われるかもしれないが、
今さらどうできるものでもない。

こういうことが起きると、改めてセキュリティの重要さに気づく。
そして、システムが止まってしまったときの障害の大きさも思い知らされる。
もう引き返せない道だから、まさかの時の対策はできる限り取っておきたい。
どこまで行っても、完璧はあり得ないが。

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55歳125kmプロジェクトの現在地 [55歳125キロプロジェクト]

令和2年、西暦2020年向けた個人的プロジェクト。
「55歳過ぎの腰痛持ちが、125キロの速球を投げるプロジェクト」。
2020年の8月以降に125キロを投げるのが目標である。

今年は準備の年として、
7月95キロ、8月100キロ、9月105キロくらいで行くスケジュールを立てた。
そして、実際9月に106キロが出た。
106キロでは125キロにはほど遠いが、今年はあくまでも下地作り。
軽く投げて球速を出すことを目指した。

数字だけ見ると順調である。
しかし、先行きの困難さに暗澹たる思いになった年でもあった。
筋力を上げていかなければ、と痛感した。

そこで、11月から3月くらいまでは、寒い時期なので投げ込みはせず、
チューブを引っ張って身体を鍛えるとともに、
速い球を投げるフォームを探そうと思っていた。
それなのに・・・

なんだか、11月の中旬辺りから、肩だの肘だの手首だのが痛いのである。
ちょっと気になるなあ、
というレベルの痛みではなく、痛くてかなわないほどの痛みである。
さすがにこれではトレーニングをする気にはなれない。
というか、トレーニングしちゃまずいでしょ。

この時期だからよかったような気もするが、
鍛えるべきこの時期を棒に振っているのでは先が思いやられる。
腰が痛いから走り込みも出来ないし・・・。

2年前の雄姿を見て、まだできると言い聞かせよう。
来年、またこんな風に投げれるかしら?
https://www.youtube.com/watch?v=J_GVw4slx8o

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SDGsに取り組むとROEが上がる?  ~ それって、因果関係履き違えてない? ~ [診断士的経済アプローチ]

犯罪が多い地域には、多くの警察官が投入される。
逆に、犯罪が少ない地域には、少数の警察官が配置されるだろう。
この関係をグラフ化すると、犯罪件数と警察官の数は比例関係にあるように見える。
つまり、警察官が多ければ多いほど犯罪も起こりやすい、と読めてしまう。

さすがにそんな勘違いをする人はいないだろうが、因果関係をしっかり確認しないままに、
現象面だけをとらえて結論に飛びつくケースは少なくない。

12月2日付日本経済新聞朝刊の一面に、
SDGsに積極的に取り組んでいる企業はROEが高い、という趣旨の内容が掲載されていたが、
本当にそうだろうか?
もちろん、本当にそうかもしれない。
しかし、少なくとも記事を読む限り、そう信じることはできなかった。

記事では、
「SDGsを経営に生かしている企業ほど、収益力が高い傾向が鮮明となった」
とある。
SDGsに取り組みことが収益力を高めている、
と決めつけているように読めるが、
収益力が高い企業が、SDGsに取り組んでいるのかもしれない。
少なくとも、
SDGsがどのように収益に貢献しているのか、という具体例も、
SDGsに取り組む前と後での業績の変化といったデータも、
特に示されてはいなかった。

データやグラフから見えるわかりやすい結論に飛びつくと、大抵は間違っている。
間違った結論から導き出された判断は、うまくいかない可能性が高い。
気を付けよう。

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少子化に歯止めがかからない [ヨモヤ]

政府も自治体も、あれやこれやと少子化対策を行っているつもりになっているが、
現実には少子化に歯止めをかけられてはいない。
厚生労働省が発表した人口動態統計によると、
1~9月に生まれた子どもの数は67万3800人となり、前年同期に比べ5.6%減ったとのことである。
5%を上回る減少は1989年以来。
これからまだどうなるかわからないが、このままでは30年ぶりの大幅減となってしまう。

出産適齢期の女性の人口が減っていることから、出生数が減ることはある程度やむを得ない。
それでも、5%以上の減少は急過ぎるし、
出生率も下がってしまっているのは深刻である。

なんでも、改元効果で5月の婚姻件数は大幅に増えたらしい。
特に5月は前年同月の2倍近くになったという。
ひょっとしたら、
「令和元年生まれ」
を狙ったことにより、年前半の出産が控えめになった可能性は無きにしも非ずであり、
その場合10月以降の出産が増える可能性はあるが、さてどうだろう。

なんにせよ、少子化が止まっていないことは事実である。
「子どもを作るかどうかは個人の自由」
という方がおられるが、そんなことは当たり前である。
強制できるなどと、誰も思っていない。
しかし、子どもが減ることは歓迎されることではない、ということでは多くの人が一致できるのではないだろうか。

ずっと少子化が止まらないのだとすれば、
これまでに行ってきた少子化対策が功を奏していないことになる。
莫大な費用をかけているのに、意味をなしていないのだとすれば、
実にもったいない話である。

現実を直視し、方向転換をすべきであれば、そこから逃げてはいけないだろう。
はっきりしているのは、少子化に歯止めがかかっていないことなのだから。

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映画評 「わたしは光をにぎっている」 [映画評]

何も起こらない映画、というのも嫌いではない。
淡々とした時間の流れをそこはかとなく楽しむのも、贅沢と言えば贅沢だ。
しかし、何も起こさずに映画として成立させ、
見ている人をひきつけ続けるというのは、なかなかの難作業である。
何も起こらないだけでは、そりゃもうどうにもならない。

「わたしは光をにぎっている」は、何も起こらない映画、に分類される映画だと思う。
物語を動かすようなちょこちょことしたことはなくはないが、
広く言えば何も起きなかった気がする。
では、何も起きないなりにひきつけられたかと言うと、残念ながらそうではなかった。
単に何も起きない画面を観続けた。

松本穂香さん演じる、田舎から出てきた女の子の成長ストーリーが軸になるはずだが、
成長する要素がない。
いろいろな人との触れ合いはあるが、それだけ。
この女の子が立派なことを言うのだが、
「なぜ、あなたがそんなこと言えるの?」
という感じを受けてしまった。
タイトルになっている詩との絡みも不発。
ラストシーンも、私には疑問だけだった。

「何も起こらない映画」を撮るのは難しい。
それに挑戦したくなる気持ちはよくわかるが、大抵は砕け散る。
気持ちはわかるが。

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