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39試合連続無失点! 球史に残る平良の快挙 [ヨモヤ]

埼玉西武ライオンズの平良海馬が、
39試合連続無失点のプロ野球新記録を打ち立てた。
並んでいた2006年の藤川球児さんの記録を塗り替えた。

リリーフで投げる投手なので、無失点の試合が続くことはある。
それでも、5試合、6試合と続けてゼロに抑えるのは簡単ではない。
それを39試合連続で。
ちょっと信じられないような記録である。

平良は、沖縄県立八重山商工出身。
3年間で一度も甲子園に出たことがないどころか、
Wikipediaによれば、自身が最上級生となった代では、秋春夏と一度も公式戦で勝利を挙げていないのだという。
その選手をドラフト4位で指名したのはさすが西武のスカウトと言うべきだろうか。

平良の特徴は、セットポジションからのクイックモーション。
ランナーがいようがいまいが、いつもクイックである。
速球派の投手は、ランナーがいないときは大きく体を使って投げたくなるものだと思うが、
平良にはその発想はないらしい。

さらに、去年から変化球がよくなった。
最速160㎞のストレートが持ち味だが、それだけでは抑え続けることは難しいと考えたのだろう。
スライダー、カットボールに加え、チェンジアップの切れ味も一級品である。
速球に目線を合わせていては、こうしたボールにはなかなか対応できないだろう。
加えて、制球で崩れることもない。

このところ、ピシャっと三人で抑える感じの日は少なく、
なんだかんだでランナーを出している。
新記録となった試合でも、連打を浴びた。
ランナーのミスがなかったら、危なかったかもしれない。
しかし、そうしたことも含めてゼロに抑えるのが実力というものだろう。

ゼロに抑えているのだから当たり前だが、
1本もホームランを打たれていないことからわかるように、
投げミスがほとんどないのも立派である。

39試合連続無失点。
神がかった存在だったころの藤川さんの記録を破る大記録。
平良海馬が歴史に名を刻んだ。

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