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無観客・有観客 それぞれの決断を支持したい [ヨモヤ]

去年の冬から今まで、
新型コロナをめぐっていろいろあった。
悲しくなること、情けなくなること、
日本人ってこんなだっけと嘆くたくなるようなこと、
いろいろあった。
もう1年半経った。
過去形で書いたがまだ終わったわけではないし、これからも続くだろう。

日本の場合、オリンピック・パラリンピックの開催国であることが物事をややこしくさせてきた。
なにかにつけて議論をそこに持って行きたがる方も少なからず見受けられた。
しかし、オリンピックはもう目の前。
もう、傷つけ合うことは終わらせたい。
もう、貶め合うことは終わらせたい。

開催されることに不満な方もおられると思う。
無観客になったことに不満な方もおられると思う。
お気持ちはわかるが、そこで傷つけ合うより、前に進みたい。
貶め合うより、よりよい明日に向かいたい。

観客を入れるかどうかについては、
最後まできちんとした議論がなされなかったと思う。
観客を入れるべきと考える側は、
なぜそう考えるのか、
誰のために何のためにそうするのか、
リスクをどうとらえるのか、
伝えきれなかった。
入れるべきではないと考える側は、
感情論やそれを言ってはどうにもならないような責任論が多いように見受けられ、
噛み合わないままだった。

ほとんどの会場で無観客開催が決定し、選手の多くはがっかりしている。
若者や子供たちの目に焼き付けられなかった無念さは募る。
意義が失われたという意見もある(無観客を求めていた側がそれを言うのは違和感があるが)。
一方、有観客に決めた宮城県、茨城県、静岡県には多くの反対意見が寄せられているという。

意見は交わらない。
それはもうよくわかった。
どこまでも交わらないのだから、
不毛に貶め合うのはもうやめたい。

ここまで来たら、地域の判断を尊重すべきだと思う。
無観客、有観客どちらにしても大きな葛藤があったと思う。
苦しい決断だったと思う。
どちらの決定であったにしても、間違っていなかったと振り返れるように、
できる限りの協力をすべきだと思う。

傷つけ合うのは、そろそろやめにしたい。
この国のことを思うなら、
この国の人のことを思うなら、
もう前に進みたい。

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