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野球の金メダルは嬉しいというよりほっとした感じ [ヨモヤ]

金メダルを期待され、
勝って当然のように見られていた野球の日本代表。
期待に応えて優勝を飾った。
しかも、5戦全勝。
選手・スタッフの皆さん、おめでとうございます。
お疲れさまでした。

オリンピック期間中、
日本のプロ野球はシーズンを中断しているが、
メジャーリーグは普通に試合を続けている。
アメリカ代表にもドミニカ代表にも、
もちろん日本代表にも、
メジャーリーガーは参加していない。
それなら負けられない。

WBC以外の国際大会では、大抵こういう構図なのだが、
だからと言って日本が勝ち切れるかというと必ずしもそうではない。
どこかに足元をすくわれ、金には届かないことが多かった。
それだけに自国開催での金メダルはほっとした。

5戦全勝ではあるが、
初戦のドミニカ戦は、最終回に3点取っての逆転サヨナラ勝ち、
2戦目のメキシコ戦は、まあ順当に勝てたが、
ノックアウトステージ初戦のアメリカ戦は、9回まで負けていたし、
準決勝の韓国戦も、8回まで同点だった。
決勝のアメリカ戦も、1-0のスコアが続くというしびれる展開だった。
どの試合も、苦しかった。
それだけに勝利の喜びはひとしおだし、
苦しい試合を勝ち切る強さも証明することができた。

プレミアでは首をかしげたくなる采配も少なくなかった稲葉監督。
今大会ではどっしり落ち着いて、選手を信じて戦っておられた。
抑えを誰にするのか迷われたと思うが、
広島のルーキー栗林に任せきる用兵がズバリと当たった。

4番を託した鈴木誠也が機能せず、
柳田も故障の影響からか荒々しさが少しも出なかった。
菊池や源田の守備や走塁が光るシーンもほとんどなかった。
平良の投球ももう少し見たかった。
などなど、いろいろあるのだが、こうした大会は何はともあれ勝つことが優先される。

野球もソフトボールも、2024年のパリ大会では正式種目から除外される。
東京大会で両種目の金メダルを獲得した日本は、
先頭に立って復帰運動を進めていく責任がある。

しかし、先のことは先のこと。
今は、金メダルを喜ぼう。

野球は日本の文化である。
日本の野球は負けてはならない。
そして日本は勝った。

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