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パ・リーグで5球団がAクラスの大混戦 [ヨモヤ]

近年のパ・リーグのペナントレースは、ソフトバンクがぶっちぎるのがお約束だった。
しかし、今年は様変わり。
稀に見る大混戦になっている。

7月1日終了時点の順位表は以下のようであり、3位以上のいわゆるAクラスに5チームがひしめき合っている。
ゲーム差で言えば、首位の西武から4ゲーム差内に5チームが収まる形。
残念ながら、楽天は蚊帳の外である。

1位 西武 41勝29敗1分
2位 日本ハム 41勝31敗0分  1.0
3位 ソフトバンク 37勝34敗0分 3.0
3位 オリックス 37勝34敗3分  0.0
3位 ロッテ 37勝34敗0分    0.0
6位 楽天 27勝45敗1分    10.0

セは2位のヤクルトでさえ借金を抱えるという状況だが、パは5チームが貯金を持っている。
つまり、低レベルの混戦でもないと言えようか。

この混戦の最も大きな原因は、ソフトバンクの不調である。
とにかく、怪我人が続出した。
なにより痛いのは去年のMVP、サファテの不在で、今シーズンは絶望的らしい。
盤石に見えた投手陣だが、サファテに加えて、
スアレス、五十嵐、和田、岩嵜、東浜、
と、これだけ離脱してしまってはさすがに厳しい。
野手陣も、内川は帰ってきたが、今宮が欠場している。
この状況で、貯金3の首位まで4ゲームならまずまずだが、例年と比べて脚をためている感じはない。
今年は抜け出して、引き離していくのは難しいのではないだろうか。

一方、去年下位に甘んじた日本ハム、オリックス、ロッテの各球団が、予想以上によく戦っている。
特にロッテは、両リーグ最小のホームラン数にもかかわらず、コツコツつないで勝ちを拾っている。
正直、ここまでの頑張りは開幕前は予想できなかった。

ソフトバンクが決め手に欠ける以上、打線の破壊力12球団1の西武にチャンスが広がる。
終盤までもつれるようなら、勝ち慣れている日本ハムの存在が脅威となる。
楽天はさすがにここからの逆転は難しいだろうが、打線が整ってきており、台風の目的な存在になりつつある。

原因がなんであれ、混戦は楽しい。
このまま9月までもつれることを期待している。
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