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ワールドカップ 客観的に見てそこまでの健闘だったかどうか・・・ ~ いつか16強を通過点と見られる日が来るのか ~ [ヨモヤ]

手のひら返し、という言葉が流行語になっているそうだ。
もちろんサッカーの日本代表への日本国民の反応についてが語源である。
戦前は、
「最弱」
「全く盛り上がっていない」
などと言われていたが、初戦から50%近い視聴率をたたき出し、
決勝トーナメント進出を決めたイレブンは英雄扱いである。

確かに、2度追いついたセネガル戦や、あと一歩まで追い詰めたベルギー戦は見事だったが、トータルで結果だけを見ると、そこまでの健闘と言えるのかどうか。
天邪鬼で言うのではなく、冷静に振り返ってみよう。

前回のブラジル大会について、
「1勝もできず惨敗」
と言われ、今回はそれと比べると素晴らしかったとされる。
前回は、0勝2敗1分け
今回は、1勝2敗1分け。
今回も勝ったのは1試合だけである。

さらにその1勝も内容を吟味すると、開始3分という史上2番目に早い退場者が出たコロンビアからのもの。
1-0とリードした状況から、90分間まるまる一人多いハンディキャップマッチを戦っての勝利だから、客観的に見て、価値は微妙と言わざるを得ない。

そして、1敗はすでに2敗していたポーランド戦。
勝ち負けは仕方がないが、自力での決勝トーナメント進出を放棄し、延々と時間稼ぎを続けた試合ぶりは、日本スポーツ史上に残る汚点と言われても仕方ない戦い方だった。

このように冷静に結果を振り返れば、失礼ながらそれほどではない戦いぶりが、なぜここまで評価されているのか?
最も大きな理由は、「期待されていなかったから」ということだろう。
グループリーグのメンバーから見て(どう見ても、日本のグループは恵まれていた)、予選突破は当たり前、と思われていたら、今回のような称賛はなかっただろう。
どうにかこうにか予選を突破したことによって、
「感動をありがとう」
と言われることが、果たしていいことなのかどうか。

選手はだれ一人今回の結果に満足してないようなので、そこは心強い。
あとは、渋谷での傍若無人な暴れぶりを含め、見る方がしっかりしたいものである。
こちらは期待薄、と言わざるを得ないが。

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