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ダウ最高値 ナスダック10連騰 アメリカ株が止まらない [経済を眺める楽しみ]

アメリカ株の上昇が止まらない。
ダウは史上最高値、
ナスダックは10営業日続伸。
去年の春先にコロナショックで急落して以降、ほぼ一本調子の上昇が続いている。
ダウで言うと、
20,000ドルを割っていたのが今や36,000ドル超である。

直近の上昇理由は、
・FOMCの発表が安心感を生んだこと
・雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を上回る強い結果となったこと
・ファイザーの治療薬がコロナウイルスの重症化リスクを低減させるというニュースが伝わったこと
などが挙げられている。
確かにそうした要素もあるのだろうが、それ以上に、
市場全体が長期的な経済の見通しに強気になっていることが要因であるように感じられる。
そこが、日本株との根本的な違いだろうか。

アメリカファーストを公言していたトランプ前大統領と比べ、
現在のバイデン大統領がそれほど経済に配慮しているようにはうかがえない。
むしろ法人税や富裕層への増税など、市場が嫌がりそうな政策を打ち出している。
それでいて、株価は上がり続けているのである。

それにしても、騰がり過ぎだと思うのだが、
アメリカ株については、リーマンショックでの暴落から立ち直って以降、
ずっとそんな状況である。
騰がり過ぎ、騰がり過ぎ、と思っているうちに、
さらに騰がっていく。

さすがに年内は無理だろうが、来年の早い時期にダウは40,000ドルを突破しそうな勢いである。
アメリカ経済が好調なのは世界経済にとっていいことであり、
もちろん日本経済にとってもいいことで、日本株にもいいことである。
アメリカ株の上昇を眺めていると、日本株と差が開き続けることに複雑な思いにもさせられるのだが、
素直に喜ぼう。
株が下がっていいことなんかないのだから。

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