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予想が難しい日本シリーズは久し振り [ヨモヤ]

11月20日から日本シリーズが始まる。
例年であれば、日本シリーズは10月末ごろ開幕するのだが、今年はオリンピックの関係でこの時期にずれ込んだ。
長く野球を楽しめることに感謝。

さて、この8年間、日本シリーズはすべてパのチームが制している。
内訳は、
ソフトバンクが6回、楽天が1回、日本ハムが1回。
8年間の対戦成績は、パが32勝10敗と圧倒。
第7戦まで持ち越されたことは一度しかない。

しかし、今年は様相が少し違う。
パの代表のオリックスは大舞台に全く慣れていないし、
交流戦でセが勝ち越したように、リーグの戦力差も拮抗しているように見える。
「どうせソフトバンクが勝つんでしょ」
と思っていたこのところの日本シリーズとは趣が大きく異なっている。

両チームの特徴をざっくり言えば、
投のオリックス、打のヤクルト、
ということになるだろうか。
オリックスの、山本、宮城、田嶋といった先発陣は強力であるが、
ヤクルトの、青木、山田、村上といった上位打線も負けていない。
オリックスは、吉田が帰ってきたのが何より心強いが、
ヤクルトのブルペン陣も充実している。

両チームとも昨年の最下位からの巻き返し。
明るいムードも共通しているし、
戦い方にも近いものを感じる。

久々の勝敗を予想する楽しみがある日本シリーズである。
日本シリーズ慣れしていない両チームだけに、初戦の勝敗が大きな鍵を握るだろう。
特にオリックスとしては、山本を立てて負けた場合のダメージは大きい。
逆に勝てば、一気に流れを持って来られる可能性がある。

私はパ・リーグのファンであり、
この日本シリーズでもオリックスを断然応援するが、
予想は別物。
冷静に見て、戦力は互角であるように思う。
オリックスは山本で2勝を計算したいところだろうが、
相手打線を考えると、クライマックスシリーズのように最小点の援護では、さすがに踏ん張り切れない可能性がある。
クライマックスで投げなかった宮城の出来も気になる。
ヤクルトは、青木、山田といった実績のある選手がいるのが心強い。
リリーフ陣も充実している。

願望は、4勝2敗で、オリックスが神戸で優勝を決める、
というものだが、
予想は、4勝3敗でヤクルトの勝利、とするのが妥当な気がする。

オリックスのキーマンは宗だと思う。
シーズンでもクライマックスでもいいところで一本出したが、
宗が打つと盛り上がる。

この両チームの顔合わせでは、全国区での大きな盛り上がりは期待できないかもしれない。
しかし、野球ファンとしては実に楽しみな顔合わせである。
一年を締めくくる最高峰の闘いは、もう目の前。

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