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関東馬の頑張りが目立った2018年の中央競馬  ~ この流れは2019年に引き継がれるか ~ [ヨモヤ]

競馬の世界では、長く西高東低が続いている。
例えば、
この10年間の年度代表馬のうち9頭が関西馬であり、
ダービーも、この20年間のうち17頭までが関西馬である。
しかし、この構図が2018年はかなり変化した。

2018年に行われた障害を除くJRAのGⅠ競走は27レース。
そのうち関西馬が17勝、
関東馬が10勝。
この数字だけを見ると、まだ関西馬が優勢だが、
GⅠのなかでも特に格が高いとされる旧8大競争(桜花賞、皐月賞、オークス、ダービー、菊花賞、天皇賞春、天皇賞秋、有馬記念)+ジャパンカップの9レースに限ると、
関西馬が4勝、
関東馬が5勝、
と立場が逆転する。
個々の馬を見ても、
年度代表馬確実の牝馬3冠+ジャパンカップを制したアーモンドアイ、
有馬記念勝ち馬ブラストワンピース、
牡馬最強と目されるレイデオロ、
新たなダート王ルヴァンスレーヴ、
など、来年も引き続き活躍が見込まれるツワモノが揃っている。
加えて、障害の絶対王者の地位をかなぐり捨てて有馬記念に挑み、大いに話題を呼んだオジュウチョウサンも関東馬である。

2歳馬によるGⅠは関西馬が全勝したから、来年も関東馬の攻勢が続くかどうかはわからないが、少なくとも、「関東馬に出番はない」というレースはなくなりそうだ。
かつては、出走馬のほとんどが関西馬、若しくは有力馬は軒並み関西馬、というレースも散見されたが、これからは拮抗していくかもしれない。

もちろん、海外GⅠへの出走が現実的な選択肢となっている現在、国内のGⅠレースに限定して関東馬と関西馬の勝ち星を勘定してもあまり意味はないかもしれない。
実際、現在国内最強と目されるアーモンドアイは、ドバイへの遠征を考えているという。
国内に専念すれば、春だけで3つくらいGⅠを獲れそうだが、それにはあまり関心がないようだ。
そうわかっていても、関西出身の私はつい関西馬に肩入れし、どっちがGⅠをたくさん勝ったのどうのと勘定してしまう。

5日行われた中央競馬のお正月レース東西金杯は、関東馬・関西馬が星を分け合った。
2019年は、こうしてGⅠ競走でも関東馬・関西馬が勝ったり負けたりするのかもしれない。
関西馬ファンとしてはちょっと寂しいが、拮抗した方が面白いから、それはそれでいい。
先入観なしにしっかり予想しよう。


中山金杯に、マウントゴールドという馬が出走した。
ただでさえ、金杯には「金」に関係する馬に気をつけろと言う伝説があるなか、「マウンドゴールド = 山金」が中山金杯に出走とあっては、サイン読み派ならずとも目が行ってしまっただろう。(結構抜けた1番人気)
しかし、わかりやす過ぎる馬は、往々にして来ないものである。
その辺の塩梅は難しいが。

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