映画評 「がっこうぐらし!」 [映画評]
本作は、海法紀光さんと千葉サドルさんによるコミックの実写映画化。
アニメ化もされたので、そちらでご存知の方も多いだろう。
学園ものっぽいタイトルで、実際舞台は学校なのだが、実はゾンビ映画。
噛まれたら感染する、
ゾンビになったら過去の記憶を無くしてさまよい歩く、
ゾンビは知能を使った行動はできない、
ゾンビは数が多いから厄介だが一体一体の戦闘力は意外と小さい、
などのゾンビの定型が踏まえられている。
ゾンビ映画にハズレなし、というのが映画界の言い伝えの一つであると思う。
理由はわからないが、洋の東西を問わず大体面白い。
近年でも、
日本の「アイアムアヒーロー」
韓国の「新感染」
などが楽しかったし、
「桐島、部活やめるってよ」
「カメラを止めるな!」
のように、直接のゾンビものではなくても、ゾンビと関わるだけで映画が面白くなる傾向にある。
だから、本作にもほのかに期待した。
私はたまに、「当たり屋」のように言われることがある。
「面白がって、わざと外れの映画を狙ってるじゃないの」というわけである。
そんなことは全くない。
大切な時間とお金を使って観に行く以上、いい映画であるように願っている。
そして、いい映画である可能性がある作品を観るようにしている。
結果が外れてしまうだけなのだ。
今作も
「よりによって、そんな映画を」
と思われる方がおられるかもしれないが、本気で「面白いかも」と思って観に行った。
期待は、すっからかんに外れたが。
つまらな過ぎて爆睡、
というような作品ではなかったし、
ふざけ過ぎていて怒り心頭、
というものでもなかった。
安っぽすぎる、
という酷さもなかった。
トンデモない設定のトンデモない映画なのに、
なぜか心がざわつかない。
演技も演出も、高くない位置でそれなりで、ゆるゆると時間が過ぎていく。
主役を演じていたのは、アイドルグループ「ラストアイドル」から、オーディションで選ばれた面々。
残念ながら私には光るものは見えなかった。
彼女たちのファンの方々にとっては楽しめる映画になっているのだろう。
「がっこうぐらし!」は、多くの人が予想するとおり、出演しているアイドルたちのための映画。
彼女たちのファンにとっては、大切な贈り物なのかもしれない。
それ以外の方は、ふむ。
お任せします。
アニメ化もされたので、そちらでご存知の方も多いだろう。
学園ものっぽいタイトルで、実際舞台は学校なのだが、実はゾンビ映画。
噛まれたら感染する、
ゾンビになったら過去の記憶を無くしてさまよい歩く、
ゾンビは知能を使った行動はできない、
ゾンビは数が多いから厄介だが一体一体の戦闘力は意外と小さい、
などのゾンビの定型が踏まえられている。
ゾンビ映画にハズレなし、というのが映画界の言い伝えの一つであると思う。
理由はわからないが、洋の東西を問わず大体面白い。
近年でも、
日本の「アイアムアヒーロー」
韓国の「新感染」
などが楽しかったし、
「桐島、部活やめるってよ」
「カメラを止めるな!」
のように、直接のゾンビものではなくても、ゾンビと関わるだけで映画が面白くなる傾向にある。
だから、本作にもほのかに期待した。
私はたまに、「当たり屋」のように言われることがある。
「面白がって、わざと外れの映画を狙ってるじゃないの」というわけである。
そんなことは全くない。
大切な時間とお金を使って観に行く以上、いい映画であるように願っている。
そして、いい映画である可能性がある作品を観るようにしている。
結果が外れてしまうだけなのだ。
今作も
「よりによって、そんな映画を」
と思われる方がおられるかもしれないが、本気で「面白いかも」と思って観に行った。
期待は、すっからかんに外れたが。
つまらな過ぎて爆睡、
というような作品ではなかったし、
ふざけ過ぎていて怒り心頭、
というものでもなかった。
安っぽすぎる、
という酷さもなかった。
トンデモない設定のトンデモない映画なのに、
なぜか心がざわつかない。
演技も演出も、高くない位置でそれなりで、ゆるゆると時間が過ぎていく。
主役を演じていたのは、アイドルグループ「ラストアイドル」から、オーディションで選ばれた面々。
残念ながら私には光るものは見えなかった。
彼女たちのファンの方々にとっては楽しめる映画になっているのだろう。
「がっこうぐらし!」は、多くの人が予想するとおり、出演しているアイドルたちのための映画。
彼女たちのファンにとっては、大切な贈り物なのかもしれない。
それ以外の方は、ふむ。
お任せします。